大学で学んだ設計の知識を活かしたい
大学では機械工学とか設計の勉強をしていました。その知識を活かせると思い、柳田産業の説明会に参加しました。
「雰囲気が良さそう」というのが会社に訪問したときの第一印象です。年配の方が多い会社ですが、世代の違いを感じさせない明るい雰囲気です。たまに福井県の事業所から兵庫県の本社に行くことがあるのですが、わざわざ冗談を言いに来る人もいて、面白いおじさんが多い会社です。
当時、僕の周りでは公務員を目指す人が多くて、僕も含めて安定を求める人が多かったと思います。その点では、柳田産業は安定した分野で事業展開しているので入社を決めました。
残業とか休日出勤が多そうだと思いました
建設とか工事関係の業界ってすごく忙しそうなイメージがあります。なので、残業とか休日出勤とかが多くて、プライベートな時間はあまり取れないのかなという不安はありました。
入社した当時は、今みたいな働き方改革が盛んではなかったこともあって、忙しいときは結構残業していました。メンテナンス工事の仕事は図面がないと始まらないので、休日に図面を描くこともありました。
でも今は時代の流れだと思いますが、休日出勤はないです。人員と仕事量のバランスが取れていると思います。工事前はやっぱり忙しいのですが、そうでないときは定時で帰っています。
実際に現場で使われる図面を描くのは難しい
学生の頃と今では、図面を描くときの意識が全然違います。学生の頃は、現場で使われることを意識していませんでした。でも、工事の現場では、図面をもとに作業が行われます。ちょっとでも寸法を間違えて、納まらないということになると、余計な時間やお金がかかってしまいます。現場の方々に迷惑をかけることになります。
そうならないためにも、現場を意識した図面作成が大事です。1年目のときは期限に間に合わせることに必死でした。でも、3年、5年と続けていくうちに、現場の方が作業しやすい図面を作れるようになってきました。柳田産業には経験も知識も豊富な先輩方がたくさんいらっしゃるのでとても勉強になります。
難易度の高い案件ほど、乗り越えたときの達成感も大きい
僕の専門は図面を描くことです。その図面をもとに現場での作業が進んでいきます。とても重要な役割です。でも、先程もお伝えしましたが、図面通りに作業が進まないことはよくあります。「こうした方が作業しやすい」「こうした方が納まりがいい」という声をよくいただきます。なので、設計する側は作業者のことも考慮して図面を描くことが大切です。
パソコンの前で設計に没頭する前に、なるべく現場に足を運ぶようにしています。そこで作業責任者から工事の内容や「こうしたい」という意向を汲み取り、図面に落とし込むように心がけています。
大きな工事となると、関係者の人数も多くなりますし、工事期間も長くなります。図面作成も大変です。でも、大きな工事や難易度の高い案件ほど、乗り越えたときの達成感も大きいです。また少し成長したなと実感できます。
どんな仕事もコミュニケーションが一番大事
設計だったらCADを使える、図面を描けるということは大前提です。でも、先程もお伝えした通り、現場での図面作成はとても難しいです。現場の人から「こうしてほしい」という要望も出てきます。
だから、設計のスキルを磨くことはとても大事です。でも、それ以上に大事なことはコミュニケーションです。独りよがりだと、現場が求めているものとは違う図面を作ってしまいます。また、相談すべきときに一人で抱え込むと、仕事は止まってしまいます。困った時こそ周りに相談して、解決していくことが重要です。
柳田産業には経験豊富な先輩方がたくさんいます。それに皆さん気さくです。積極的にコミュニケーションを取れる人ほど早く成長できますし、早く信頼関係を築けると思います。